ヨーロッパ縦断小旅行

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆:No.86 ヨーロッパ縦断小旅行
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タリスに乗って4泊6日間のヨーロッパ縦断小旅行
           ※ 写真形式で紹介します


☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆

4泊6日間の、ヨーロッパひとり旅をしたことがある。
4泊しかないのに、鉄道でいくつもの国境を越えた、楽しい旅だった。
ヨーロッパ縦断小旅行のひとつのモデルコースになると思うので、紹介してみたいと思う。

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旅程は、アムステルダムのスキポールに入り、2泊。
3日目は早朝から高速鉄道タリスでベルギーのブリュッセルまで2時間半で移動。
始めて訪れるブリュッセルの街を1日観光した後、夕方遅くに高速鉄道タリスで、
フランスのパリ北駅まで2時間で移動。
パリで2泊した後、帰国した。

アムステルダムの2日目の夜に立ち寄った、ライツェ広場にある
「Bar Americain」が、
とても渋くて落ち着き、美しい夜景にいろどられた夜のアムステルダムを満喫さ
せてくれたのが、何よりの思い出になつた。
アムステルダムマティーニ、日本よりもちょっと重い感じで、とても美味かった
!!

そのあと、近くのクラブにほろ酔い気分で立ち寄り。
音楽のシャワーを浴びて、最高の気分のナイトライフだった。

この夜のことについては、No80「アムステルダムの夜の夢」に書いたので、興味
のある方はぜひ読んでみてください。

以下、日本に帰ってきてから見つけた、
「Bar Americain」
関連のサイトを貼ります。

http://www.amsterdamamerican.com/index.php?PgStrID=1250
http://www.easytobook.com/jp/amsterdam/restaurants/american-cafe-and-brasserie/
http://www.agoda.jp/europe/netherlands/amsterdam/amsterdam_american_hotel.html

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今回は4泊6日のヨーロッパ縦断旅行を、写真を中心にして紹介してみたいと思います。

※ 以下のURLをクリックすると写真公開サイト「フォト蔵」の私のサイトのアル
バムにアクセスできます。その中の「スライドショー」ボタンをクリックしていた
だけると、簡単に見ることができます。

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以下、欧州ひとり旅の1日目、アムステルダムに到着した日の写真です。
いよいよ! アムスへ。!!!


以下、アムスのスキポール国際空港
http://photozou.jp/photo/list/146408/386207

以下、スキポール空港から電車(IC)にて市内まで20分
http://photozou.jp/photo/list/146408/386229

以下、アムステルダム中央駅(CS)
http://photozou.jp/photo/list/146408/386235

以下、アムステルダム市街夕景
http://photozou.jp/photo/list/146408/386242

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以下、欧州ひとり旅2日目の、アムステルダムにの写真です。
アムスの街でのんびりリラックスな1日。!!!


以下、アムステルダムの街並その1
http://photozou.jp/photo/list/146408/389666

以下、アムステルダムの街並その2
http://photozou.jp/photo/list/146408/389667

以下、アムステルダムで泊まったホテルの朝
http://photozou.jp/photo/list/146408/389593

以下、100戸の老人用集合住宅
http://photozou.jp/photo/list/146408/389598

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以下、欧州ひとり旅2日目後半の、アムステルダムの写真です。


以下、アムステルダムの街並その3
http://photozou.jp/photo/list/146408/393218

★カラフルで運河とトラムがある、アムステルダムの昼間の街並。


以下、アムステルダム市街夕景その2
http://photozou.jp/photo/list/146408/393245

★ライツェ広場とダム広場周辺の夕景。宝石のように輝くネオンが愛しさで癒し
てくれる、アムステルダムの日暮れ時と夜の街並です。


以下、ボルネオ島再開発(アムスのベイエリア
http://photozou.jp/photo/list/146408/392908

アムステルダムで住むには最も人気のある集合住宅が集まるアムスのベイエ
リア地区、ボルネオ島再開発。10人以上の建築家のコラボレーションにより
設計されており、変化があって、面白く楽しめる。


以下、集合住宅「シロダム」(MVRDV)
http://photozou.jp/photo/list/146408/392890

★岸壁に係留された豪華客船のように海の上に建つ集合住宅「シロダム」。
オランダの建築家集団MVRDVにより設計された。


以下、「母の家」(アルド・ファン・アイク
http://photozou.jp/photo/list/146408/393234

★娼婦である未婚の母とその子どものための施設である、「母の家」。オランダ人
の建築家アルド・ファン・アイクにより、1978年に設計された。

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以下、欧州ひとり旅3日目の、ヨーロッパひとり旅の写真です。

ヨーロッパひとり旅3日目は、アムステルダムからベルギーのブリュッセルまで、
高速鉄道タリスに乗って移動しました。

朝早くアムスのCSを出発した高速鉄道タリスの旅は、とても爽快な気分を味あ
わせてくれました。
始めて訪れたベルギー、ブリュッセルの街並はとても美しく、素晴らしかったです。

以下、アムスからブリュッセルまで高速鉄道タリスの旅
http://photozou.jp/photo/list/146408/396273

以下、ブリュッセルの中心の広場、グラン・プラスその1
http://photozou.jp/photo/list/146408/396413

以下、グラン・プラス近くのカフェレストラン「ファルスタッフ」。アール・ヌー
ヴォーの内装が素晴らしいお店です。
http://photozou.jp/photo/list/146408/396901

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以上、1日目にアムステルダムに入り、3日目に高速鉄道タリスに乗ってブリュッセル
まで移動したところまでを写真で紹介しました。

この後、再びタリスに乗ってパリまで移動することになるのですが、後半の旅につい
ては次の機会に紹介したいと思います。

☆ ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆
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快適さと幸せと

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆No85:快適さと幸せと
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             快適さと幸せと
           2008年の終わりに思うこと
           

☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆

■「日本の暮らし・この快適さはたまらないが」
:12月23日朝日新聞の「私の視点」コラム

には、考えさせられることが多かった。
もちろん、切り抜いて取ってある。

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このコラムを書いた人はレベッカ・パーマーという人で、ニュージーランド新聞の31歳に
なる女性記者だ。
朝日新聞の交換記者として東京に3ヶ月在住した経験を書いている。

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まず、彼女が驚いたのは、階段を駆け下りて、ドアが閉まりそうになる電車に必死に
乗ろうとする地下鉄の通勤客だったという。
「次の電車が2,3分で来るのに。なぜ?」

ところが、やがて彼女自身の見方が変わり、4分後に来る電車を、
「そんなに待たなくちゃならないの」
と、感じ、いらつくようになるのに、時間はかからなかったそうだ。

3ヶ月の東京生活は彼女の日常の生活感覚を、大きく変えたという。

■「どこにもある自動販売機、24時間営業のコンビニ、おしぼり、おいしい飲み物と
食べ物の適切なチョイス。」
  
「東京のアパートの便座は冬でもいつも暖かかった。
ニュージーランドにはそんな便座はない。」

ニュージーランドではゴミなるのでペットボトル飲料は出来るだけ買わないようにし
ていたのが、東京では毎日、何本か買う。
年間300億枚使われているスーパーのレジ袋を、私もためてしまった。」


「私はせっかちになっただけでなく、便利さや質、気持ちよさや効率などへの期待が
ずっと増した。
ニュージーランドに帰ったらこの感覚は、もとにもどるだろうか。」



そして、こうした感覚を、

■「ベストなものを今すぐ欲しがる」
感覚だと、彼女が言っていたのが、印象的だった。

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榊原 英資 が、近著 『間違いだらけの経済政策』
で書いていたけれど、

■日本は「先進国の先頭を走っている」。

経済においては確実にそうで、やはり24時間営業のコンビニの普及と、日本企業
による東アジアの経済統合、地方の共同体の風景の崩壊をあげていた。

ジャック・アタリの、
近著 『21世紀の歴史』
において、これからそうなるであろう21世紀の社会と市場経済の風景が描かれて
いるが、日本はまさしく今、もうそうなっているのではないかと、読んでいて感じたの
は、私だけだろうか。

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日本に住んでいると、なかなか幸せだという実感をもてることが、残念ながら少ない。
それは、

■「ベストなものを今すぐ欲しがる」
ことを求めすぎて、結局、みんなお互いが、そうした欲求を「今すぐ」充たしあわなけれ
ばならないという強迫観念にかられて、せっかちになり、追いかけ合って、結果、相手
と自分にいらついてしまっているからなのではないか。

みなせっかちになりすぎ、便利さや質、気持ちよさや効率などへの期待を過剰に持ち
すぎているからなのではないか。


「社会と経済が進化するほど、ますます人々は幸せを感じられず、不幸になってゆく」

そんなことになっているような気がする。

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私はヨーロッパ旅行が好きなのだけれど、なぜ好きなのかとよくよく考えてみると、
ヨーロッパの社会は、日本よりも、
「不便」で「遅い」
からなような気がする。
そうした空気を、高い航空運賃を払って、わざわざ吸いに行っている。


■あえてする「不便」と「遅さ」。
■「ベストなものを今すぐ欲しがる」のを、やめる。
■便利さや質、気持ちよさや効率などへの過剰な期待をしない。

2009年は、ゆったりと余裕のある毎日が過ごせる年にしたいと思う。


☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆
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メトロの「味」を残したい

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆No84:メトロの「味」を残したい
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           メトロの「味」を残したい
         新型車両はちょっと好きになれない
           

☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆

パリのメトロ。
100年間に建設され、その総延長は、東京の地下鉄よりも、長い。
14路線の地下鉄が、パリの旧市街を縦横無尽に走り、
旧市街のどこからでも、10分歩けば、メトロの駅がある。
過密といってもいいほどに張り巡らされたその路線は、パリ市民の重要な
日常の足。

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パリのメトロの特徴といえば、車両の扉を手動で開けなければならないことが、
有名ですよね。
東京のJR・地下鉄を含む全ての鉄道は、駅に着くと、自動で、全ての扉が開く。
これって、日本の常識なんでしょうけれども、メトロは違う。
駅に着いても、扉に付いた「ハンドル」を、手で回さないと、車両の扉は、
開かない。

この一見、「不便」な仕組みに「味」があって、これがメトロに乗る楽しみの
一つです。
自分が降りる時は、自分で扉をあける。あるいは、だれかが降りそうだったら、
扉の前にいる人が扉を開ける。そういったやりとりがいつのまにか展開されてい
たりする。
大都市の鉄道で、そうした古風でアナログな仕組みがまかり通っている風景が、
スローライフで落ち着くと感じるのは、私だけでしょうか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しかし、この3年位で、自動で全ての扉が開いてしまうメトロの新型車両が、
増えました。
パリの東西を結ぶメトロ1号線は、全てオートドアの新型車両に代わりました。
2000年のミレニアムに、新国会図書館行きの路線として新しく開通した
メトロ14号線も、全て新型車両。
メトロから、「スローライフな落ち着き」が消えていくのは、悲しい。寂しい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

でも、その他の路線には、手動で開けなければならない旧型車両が、まだまだ
健在です。
旅行者なら誰でも乗るのは、メトロ4号線でしょう。ロンドンからのユーロスター
や、ドゴール空港から市内に入る人が必ず乗る4号線は、手動ドアの旧型車両が、
まだまだ活躍しています。

メトロならではの「味」を残して欲しいと思います。
「便利」よりも、「スローライフ」。
面倒くさくっても、いいじゃない。
その方が楽しい。

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以下、RATP(パリ交通局)のメトロ路線図
http://www.ratp.info/orienter/cv/cv_en/carteparis.php
以下、メトロが見れるサイト
http://www.metro2003.com/
以下、私が撮影してきたメトロの写真
http://photozou.jp/photo/list/146408/399631
      
☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆
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シャネルとザハ・ハディド

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆:No.83 シャネルとザハ・ハディド
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          シャネルのモバイルアートと
ザハ・ハディドの移動美術館


☆  ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□ ☆

先日、丹下健三設計の国立代々木競技場の隣でやっている、

「シャネル モバイルアート/代々木/ザハ・ハディド
http://www.chanel-mobileart.com/

に行ってきた。
展示された映像アートと仮設美術館の空間を、とても新鮮に味わうことができ、
久しぶりに刺激的なアートと建築の空間見ることができた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「シャネル モバイルアート」は、シャネルが主催する仮設の移動美術館の
アート展示の企画で、仮設美術館の設計は、ロンドン在住の女性建築家ザハ・
ハディド。

移動美術館は、香港での展示の後、今東京に来ていて、8月にはニューヨーク
へ、その後欧州へと巡回するとのこと。

移動美術館とは、何もない平らな広場のような場所があれば、数日間で部品化
された部材を組み立てて建設することができ、一定期間の展示をして、それが
終わった後は、分解して海外の別の場所へと運搬し、そこで再度組み立てを
行って展示を行うという使われ方を前提に設計されたものなので、そのよう
に呼ぶらしい。

移動美術館は、最近ちょっとした流行りで、日本の建築家坂茂が、コンテナを
積み上げて組み立てる移動美術館の設計を数年前に実現している。
東京のお台場の空き地に、コンテナが積み上げられた塊が置いてあった風景を、
覚えている方もいるかもしれない。

今回の移動美術館は、シャネル企画のもとに、ザハ・ハディドの設計による
実現である。

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ザハ・ハディド設計の仮設の移動美術館は、シャープでスピード感のある
デザインがとても素晴らしいく、一見の価値があると思う。
不定形な未来的な曲線を描く白いパネルが割り付けられた外観は斬新で、
いかにも21世紀的なデザイン。
丹下健三設計の国立代々木競技場の同じく曲線を描く大きな屋根の隣に、
ザハ・ハディド設計の仮設美術館が建っているので、そのスカイライン
不思議なマッチングの風景である。

内部空間も素晴らしい。
外装と同じ不定形な白いエナメル状のパネルが内装にも使われ、白いグレー
の布地もあわせて混ぜるように使われていて、生物の体内にいることを連想
させる、不思議な空間だ。
花弁のような形をしたトップライトが並ぶアトリウムと呼ばれる空間は、
展示ルートの最後に現われる唯一自然光が入る不思議な落ち着きをもった
明るい空間である。

ザハ・ハディドが設計した建物は日本にはないので、今回のシャネルの企画
は、彼女のデザインする空間を体験できる、またとない機会である。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それ以上に面白いのが、展示された「モバイルアート」と呼ばれる、映像と
音(5感のアート)だ。

入り口に並んで、いつのまにかヘッドホンをつけさせられていて、そこから
聞こえてくる声に誘導されながら、映像アートとヘッドホンからの音と言葉
がミックスされた5感を刺激する体験の中をいつのまにか歩かされ彷徨って
いるというかんじ。

中は撮影禁止、録音禁止、なのですが、覚えておく分にはかまわないだろう、
−ということで、聞こえてきた言葉が刺激的だったので、忘れてしまわない
うちにここに書いておこうと思う。

・「苦痛と快楽の間の感情で、ワタシはあなたがここを訪れてくれるのを待って
いました」

・「人生はさまざまな形のものが積み重ねられた歴史です」

・「ワタシはワタシのことを覗き見してくれる人が必要なのです・・・・さあ、
左に向かって歩いてください・・・・」

真っ暗な入り口で、ヘッドホンからそんなかんじの言葉が聞こえてきて、映像
アートの森の中に、入っていく。

以下、展示の流れの中で、ささやかれ聞こえてくる言葉。

・「ワタシはずっと、影が好きでした。水に映る人の影や、鏡に映る自分の
顔など・・・」

・「・・・いずれにしても、・・・あなたは主人を選ばなくてはなりません・・・」

・「人生はさまざまな形のものが積み重ねられた歴史です」

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映像アートの作家は世界中の国の人たちで、アジア人も日本人もいる。
日本人は写真家の荒木経惟が作品を出している。

7月4日までやっているそう。
とても面白いので、ネットで予約して代々木に向かうのは今のうちです。

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■以下、フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
からの引用で、建築家ザハ・ハディッドを紹介しておきたいと思う。

■(以下出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)
ザハ・ハディッド(Zaha Hadid, ザハ・ ハディドとも表記。
は1950年10月31日生まれのイラクバグダッド出身の建築家。イギリスの
代表的な建築家で、現代建築における脱構築主義の旗手の一人でもある。

彼女はベイルートアメリカン・ユニバーシティで数学を学び、更にロンドンの
建築学校(Architectural Association School of Architecture)で建築を学んだ。
卒業後に恩師であったオランダ人建築家レム・コールハースと働くようになる。
1979年に自分の事務所を構え、以来ロンドンを拠点として母校AAスクールでも
教壇に立っている。2004年には(女性としてはじめて)プリツカー賞を受賞して
いるほか、それに先立って建築における顕著な功績で大英帝国勲章(CBE)を受章
している。

彼女はロシア構成主義の建築や美術の強い影響のもとにあり、コンセプチュアル
で空想的なものを現実空間に出現させることで利用者に驚きを与えている。
かつて、彼女は同じく脱構築主義者であるダニエル・リベスキンド同様、実際の
建築作品ではなく、建築思想の提唱者として、また過激なコンセプトを示した
図面の作者としてもっぱら知られていた。無数の道路やパイプのようなラインが
ゆるやかに折れ曲がり交差し重なり合いながら高速で流れるイメージや巨大な
有機体状の構造物などを描いたドローイングは有名であり、1988年にニューヨー
ク近代美術館が主催した『脱構築主義者建築展』などで活躍したが、実現した
建築はほとんどなかった。彼女を最初に有名にした1983年の香港・ビクトリア・
ピーク山上の「ピーク・クラブ」設計案は、審査委員長だった磯崎新によって発見
され一等賞に推され世界の建築界を驚かせたが、爆発した建物の無数の破片が鋭い
軌跡を宙に残しながら飛び交うような過激な設計案は、あまりの実現困難さから
実際に建設されることはなかった。

しかし1990年代以降、ヴィトラ消防ステーションの建設を皮切りに多くの建築
を実現させている。またインテリアの仕事も多く、ロンドンのミレニアム・ドーム
の『マインド・ゾーン』の内装設計などが有名であるほか、東京・原美術館にお
けるドイツ銀行コレクション展の展覧会場設計も行っている。

国際建築設計競技(コンペ)にも多く勝利しているが、勝利しながら建築困難と
して実現しなかった建築もある。顕著な例では前述の香港「ピーク・クラブ」
(1983年)やウェールズカーディフカーディフ・ベイ・オペラハウス
(1994年)がそうである。しかし多くのコンペで彼女は快進撃を続けている。
2002年、彼女はシンガポールの都市計画コンペで勝利し、2005年にはバーゼル
の新カジノ建設計画のデザインコンペでも勝利した。また彼女はブリタニカ百科
事典の編集委員になるなど活躍の場を広げている。

以下、ザハ・ ハディドのHP
http://www.zaha-hadid.com/

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アムステルダムの文化の風

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆:アムステルダムの文化の風
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     アムステルダムスローライフな文化の風
      「余裕」を生活の時間と空間の中に
          「ゾーニング」する      

☆ ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□☆

アムステルダム中央駅から、街へ出ると、
まったりとしたとしかいいようがない、
なんとも脱力した空気を、肌に感じた。

ゾーニング
建築のプランの話ではない。

生きていく毎日の時間を、ゾーニングする。
これは、「余裕」を自分のものにするためには、必須のこと。

日本での、仕事の忙しさと金がないことに追いかけられる毎日。
これにばかり振り回されていると、本当に余裕がなくなってしまう。
頭の中はいつもそればかりで、時間が少しでも空いても、とりあえず忙しい日々を
忘れようとするだけの、憂さ晴らしとまぎらわしの時間になってしまう。


仕事場など人を拘束する場所と、カフェや広場など拘束のない自由な場所に、
ヨーロッパの街や建築は、緩やかにゾーニングされている。
その中で、人は気ままに暮らしていて、街全体もそのように動いているように見えた。
彼らは特別金があるひわけではない、普通の人。

日本の街は、仕事場と消費のための場所の2つの場所が骨格になっていて、
働くか、金を使うかどちらかしかできないような都市構造になっている。
街や建物が、拘束のない、自由な時間を過ごせるようになっていない。
とにかく余裕が無い。

毎日に生活の時間を、上手にゾーニングして暮らしたいものだ。
生活の空間と時間を、ゾーニングして、拘束される場所と、拘束されない
場所を、上手につくるゾーニング

「余裕」と「ゾーニング」に意識的になること。
これは、建築や都市の計画にも欠かせないこと。

・・・・・先日、ヨーロッパの旅から帰って来て思った次第。…5日間だけの旅でしたけど。

☆ ■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□■◇◆□◆□◇◆□■◇◆□☆